SEO/MEO(ローカルSEO)メモ2017

2019年3月23日

業界的には規模・知名度ともにトップクラスなのにWebにはめっぽう弱い非ITの全国チェーン企業で、数年前から特命Web担当に就任。
元々はSEOの専門家ではなかったのだが、長らくWebの改善をしてきて分かった事、10年以上サイトを運営してきた経験からサイトをGoogle好みの仕様にしていく上で分かってきたことなどを備忘録も兼ねてまとめました。

サイト基本設定

  • PC/SPワンソースのレスポンシブサイト推奨・・・MFIも控えている為、必須
  • 目標キーワードを2~3個に設定・・・色々なワードで狙おうとすると失敗する
  • 最低10以上の固定ページを作成・・・メディア系・ウェブマガジン系はカテゴリ毎のページも含めてOK
  • meta(title・description)等の最適化・・・タイトルは30文字以内、ディスクリプションは120文字程度推奨
  • キーワードをサイト上部を中心に一定数配置・・・コンテンツ>h1>ヘッダー>フッターの意識
  • 近接ワードを意識する・・・但し、詰め込みはスパムになる為、あくまで自然な文章になるように
  • その他細かな設定・・・パンくずリスト設置、サイトマップ作成など

キーワード出現率/総単語数

一時期Googleがこれらをアルゴリズムに取り入れていて「出現率5~10%・総単語数●にするといい」と言われていたが、現在ではキーワードとそれに関連した情報量のバランスなど様々な要素をトータルで判断している為、あまり関係が無いと思われる。
但し、ロングテールの観点からターゲットキーワード以外はなるべく多様なユニークワード(関連語や想起語)を多用するように心がけると良い。
ちなみに筆者の運営サイトだと、ミドル~ビッグキーワードで1年以上1位をキープしているサイトは出現率3%前後が多い。中には1%というのもあった。つまり、Googleが何に関して書かれているか分からないほどキーワードが少なくなければ、ターゲットキーワードの出現率は無関係とも言える。

Googleライクなサイトにする

  • 更新頻度を保つ・・・毎日更新されているサイトは強い。まとめサイト、速報サイト、アンテナサイトなんかもSEOは非常に強かったが、2017年2月に日本限定でGoogleがまとめサイト(キュレーションサイト)を低評価にするアップデートを実施。低品質まとめは軒並み順位が下落した。
  • PC/SPで情報量が同じ・・・Googleは同一ソースで端末に応じてCSSを切り替えて見た目を変える事を推奨している。
  • 常時SSL化・・・Googleが推奨
  • ページ表示速度の改善・・・最低限落ちないサイトにすればOK。対策例:画像/CSS/JS等の圧縮・最適化、サーバー強化(クラウドサーバー≧自社サーバー推奨)など
  • AMP対応化・・・ブログやニュース系サイトはAMP対応させることで検索結果に優先的に表示される模様。海外の事例からも今後より重視されると見られている
  • 直帰率(離脱率)・滞在時間の改善・・・直接的な関係は不明だが、確実にアルゴリズムには取り入れられている
  • ドメイン・・・オールドドメインほど評価が高い。新規ドメインは最低3~6ヶ月ほどは順位が上がりにくい。
  • 昔はドメインにキーワードの文字列が入っていた方がよく、ドメインの更新期限も長めに取っておいた方がいいという噂もあった。しかし現在はドメインに直接キーワードを入れると、質の低いサイトはペナルティを受けるリスクが高まる為、特に日本語ドメインは避けた方がいい。取るなら「.com」「.jp」「.net」ドメインの順がおすすめ。完全に国内向けであれば「.jp」でもいい。
  • ページランク・・・内部ページランクは非公開になった。外部被リンクの質の指標にはなる。
  • 外部被リンク・・・質の低いSPAMリンクは全て否認するのがおすすめ。ディレクトリ型の登録サイトは今ではほとんど効果が無くなった。(Yahooカテゴリは若干効果がある模様。)有名サイト・人気サイトで近いジャンルからの被リンクは効果が高く、被リンク効果は確実に存在する(少なくとも数年は残るとGoogleも明言している)
  • 滞在時間の改善・・・読みやすさ、見やすさにこだわりつつ、ユーザーが没頭できる、先が読みたくなるように上からコンテンツを配置する。
  • 回遊率の改善・・・サイト内の導線設計の見直し。関連リンクなどユーザーが他に興味を持ちそうなコンテンツの紹介をちりばめる。ページ間の移動のしやすさ、リンクの見つけやすさ・分かりやすさ・押しやすさ等ユーザビリティにも配慮する。

SEOをやる上で気をつけている事

  • 単語の羅列・キーワードの詰め込みなど不自然なテキストリンクは入れない。
  • 外部リンクは最小限にする(0でも可)【追記】関連リンク・参考リンクなど有力な同一ジャンルへの発リンクならむしろプラスになる傾向が認められた。
  • 画像や表、動的コンテンツを積極に取り入れる。テキストだらけのサイトは直帰率・滞在時間が低くなり、結果的にSEO的に弱くなり淘汰されている為。
  • 明確な指標はなく厳密にやる必要もないが、なんとなくキーワード出現率は2~5%程度、ユニーク単語数、総テキスト数2000以上を頭の片隅に入れておくと良い。

Googleからペナルティを受けやすい事例

実際にペナルティを受けた経験を元にGoogleからペナルティを受けやすくなる事例の紹介。

  • ユーザーに有益なコンテンツが少ない
  • 特定のキーワードが多数出現するしないに関わらずその事に関しての情報量が少ない
  • コンテンツが多数重複している類似ページがある
  • 不自然なテキストリンクがある

MEO(ローカルSEO)的なメモ

Googleマップ検索(地図検索)で上位にするために効果があった事をメモ。
地図検索では、中心地(駅)からの距離と知名度が順位に大きく影響する。

  • Googleマイビジネスに登録・・・登録は必須とされているが、効果のほどは不明【追記】Googleマイビジネスへのオーナー登録後に若干だが順位の上昇が認められた。
  • 公式サイトの店舗名、住所、電話番号とGMB側の表記を同一にしてURLを登録・・・統一しなくてもそれほど変わらない?
  • サイテーションを集める・・・重要だが、宣伝すれば自然と増えていくのでそれほど拘る必要はないと思われる
  • 自社サイト内に店舗情報を増やす(店舗情報をカテゴリ別に複数作成)・・・これは2017年2月時点では効果があるが、やる過ぎると将来スパムになるかも?!
  • ローカル情報サイト・ブログ・SNSに店舗情報を掲載・・・これも一定の効果はあるが、昔に比べて効果は低い
  • 通常の検索順位を上げる・・・これも一定の指標にはなっている
  • Google上の口コミ・・・★4以上が一定数あれば評価の対象になっている模様。逆に★2以下はマイナス評価とされているが、順位にはほぼ影響していないと思われる

※これらは全て2017年2月時点の情報です。

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SEO/MEO

Posted by Cat Puncher