【2019年5月最新版】MEOのキホンを振り返ってみよう
Googleマイビジネスの完成度
100店舗以上見ている私の経験上、マイビジネス情報は7~8割も完成させれば十分で、それ以上はいくら100%に近づけても順位にほとんど影響はないようです。(少なくとも執筆時点では)
ちなみに、「投稿」に関しては順位が下がる事はあっても上がる事は稀なので、今の時点では頻繁に投稿したりするのは控えた方が得策です。
NAPが正しく設置されているか
NAPとは、Name(店舗名)、Address(住所)、Phone(電話番号)の事です。あまり重視されていないオーナー様が多いのですが、意外と重要なんですよね、これ。
各サイトのNAPについて、英字なのか漢字なのか仮名なのかはもちろん、半角・全角やスペースの位置まで一字一句統一する事がGoogleによって推奨されてます。
よく見かけるのが以下のようなパターンです。
公式サイト・・・英字を使ったり、見た目重視な店舗名や住所
Googleマイビジネス・・・キーワードを盛りまくりな店舗名と全角半角が統一されていない住所
外部サイト・・・上のどちらにも属さない微妙にキーワードが入ったりしている店舗名
これ「別々の店舗と認識されてMEOのパワーが分散されてしまうリスクがあるので、良くないですよ。」と、いくらクライアント様に説明しても何で良くないかがいまいち伝わりにくいみたいで、なかなか変えてくれないんですよね。。
とは言え、Googleも賢くなってきてますので、数年前と違って全角や半角程度の多少の違い位は判別できるようになってきてるようなので、そこまで心配しなくても…と思われるかも知れませんが、念のためです。
サイテーションはとても重要
サイテーション(Citation)=引用・言及という意味で、店舗情報+キーワードが色々なサイトやSNSなんかに載っていると、それがパワーになってGoogleマップの順位にダイレクトに影響します。サイテーションは店舗名のみの掲載でも効果があります。
SEOで言うと、被リンク(外部リンク)に近いものと考えれば分かりやすいでしょうか。SEOの外部リンクはよほど強いドメインからでなければ近年それほどの価値はありませんが…
公式サイトのパワー
公式サイトが存在する、Googleマイビジネスに登録されているというより、公式サイト自体のSEO的な評価から来る影響力が大きいようです。NAP情報はキーワードと共になるべく多くのページに設置した方がより効果的なのは紛れもない事実です。
外部リンクのパワー
公式サイトよりパワーは劣る傾向にありますが、その業界で影響力の高いサイトからのリンクが重視されるみたいです。
飲食店なら、「食べログ、ぐるなび、ホットペッパー」の三強に、Retty、一休などが追随する形です。
美容関係は、「ホットペッパー」一強ですが、ビューティーパークやオズモールなど色々なサイトがありますね。
旅行関係は、「楽天トラベル、じゃらん」の二強ですが、トリップアドバイザー、Booking.comも最近強くなってきてます。」
その他ではTwitter、Facebook、アメブロ、Wikipedia、楽天、エキテン、Yahooロコ、大手ニュースメディアなどがサイテーションとして重視されるケースが多いようです。SEO効果はゼロとGoogleが名言しているSNSは入っているのは意外ですね。
よくあるMEOの誤解≪都市伝説≫
よく聞くのが、マイビジネスにオーナー登録して情報を100%にしたら上がるとか、クチコミが多ければ順位が上がるとか、クチコミの評価が良いと上がりやすいとか、写真の投稿を増やすと上がりやすいといったMEOの都市伝説系。根拠も無いのにそれを明記してしまっている業者さえ見かけます。
「全てデタラメ」までは言いませんが、実際の順位は「ユーザー行動(インプレッション数・クリック数・クリック率・アクション数・滞在時間・直帰率)とサイテーション」でほぼ決まっていますので、ユーザーの心理を考えずに主観だけでその辺をいくら増やしても、思うように順位は上がらない事が多いのです。
確かに写真の投稿が多い方がインプレッションは増えやすい傾向はありますが、あくまでそれは結果論であって、「写真を増やす=順位が上がる」ではないんですね。
クチコミも同様で、怪しい自作自演レビューとか、心がこもってないオーナーからの返信を見たりしたら、その店舗に行きたいとは思わないですよね?それがユーザーアクションに直結してくるので、そういういい加減な対応をしているビジネスではいくらクチコミを増やしても順位が上がらない、仮に順位が上がっても集客には結びつきにくいのです。
ちなみに、よく言われる「知名度や中心地・駅からの距離が重要説」ですが、Googleがサイテーション以外に知名度を効率的に収集する方法はほぼ考えられないため、知名度はサイテーションとほぼ同じものと考えて差し支えありません。距離については、一般的に近い方が行く人も多くなるため、結果的に上位表示されているだけという話です。駅や街の中心地から遠くても人気店では普通に上位表示されているケースも少なくありません。
タイトル(店舗名)にキーワードを盛りまくる手法
Googleガイドラインでは明らかな違反なんですが、ペナルティを受けたという報告はほとんどなく、事実上、Googleマップでは未だに有効な手法なんですね。SEOでは10年位前には対策されて消えたブラックなやり方なんですが・・・
Googleのマップ対応がいかに後手に回っているかが分かります。早く対応してくれる事を祈るばかりです。
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