【2019年版】MEO(ローカルSEO)で上位表示するための施策
「地域名」+「業種」や「サービス名」で検索すると、Googleマップが表示されます。
その中に表示される上位3店舗(通称3パック)は、通常の検索順位より高いクリック率を誇り、直接来店につながるケースも非常に多くなっています。
しかし、MEO(ローカルSEO)には、未だに10年ほど前のSEOに似たアルゴリズムが適用されていると言っても過言ではありません。
そこで、Googleマップで簡単に上位表示を目指すためにはどうすればいいのかを、この道10年、Webマーケティングのプロが最新MEO情報を解説します。
MEO(ローカルSEO)で上位表示に必要な項目と施策
当サイトではMEOで上位表示させる施策に優先度を付ける為、経験と実績を基に「MEOスコア」というものを独自に算出しています。
各項目によりスコアの幅があるのは、数値や優先度が各業界やジャンルによって異なる為です。あくまで参考程度の目安としてお考えください。
Googleマイビジネスへの登録
【MEOスコア:10〜20】
まずは「オーナー登録」をします。その際、「店舗名、住所、電話番号」は必須です。営業時間、設備・サービス、紹介文などもなるべく登録しておきましょう。
メインカテゴリとサブカテゴリ
【MEOスコア:20〜30】
他項目との兼ね合いもありますが、メインカテゴリを変えただけで上位表示したケースもあるほど依存度が高いです。私のクライアントさんでもサブカテゴリを登録しただけで上位表示したケースも結構あります。近隣に競合店やMEO対策をしている店が少なかった事も上位表示できる要因となっているようです。
Googleレビュー(クチコミ)の数・評価
【MEOスコア:10〜20】
飲食店や美容院などのサービス業、医療関係などでは特に重要視されます。長文のクチコミが上位表示されやすくなっています。クチコミ6件以上で特定キーワードを含んだクチコミがあると、ハイライト表示されやすくなります。
写真の登録枚数と質
【MEOスコア:10〜20】
店舗の外観、店内、メニューなど主要なものは各3枚ずつは登録しておきましょう。できれば各5枚以上は欲しいところです。なるべく明るくて解像度の高い(大きい)写真がGoogleから評価されやすく、お店が表示された時のサムネイルにも使われやすくなっています。
駅・中心地からの距離
【MEOスコア:15〜30】
地域名で検索した場合、Googleマップの表示エリアの中心地から近くにあるかどうかによって、表示されやすさに影響があります。検索ワードにもよりますが、市内の中心地や駅周辺が中心となるケースが多くなっています。
ウェブサイト
【MEOスコア:10〜20】
公式ウェブサイトは一定の基準として使われているのはほぼ間違いないですが、無くても上位表示している店舗はたくさんあります。ウェブサイトは写真さえあれば、マイビジネス上で簡単に作成可能となっています。
サイテーション
【MEOスコア:15〜35】
サイテーション(Citation)は言及・引用の意味で、店舗名(社名)・住所・電話番号が自サイト他サイト問わずWeb上にどれだけ掲載されているかが重要です。店舗名・住所・電話番号はそれぞれName、Address、Phoneの頭文字を取ってNAPと呼ばれます。NAPは漢字・仮名・英数字・記号含めて大文字小文字半角全角すべて統一させる必要があり、一字でも異なっているとGoogleが別の店と認識してしまう可能性があります。
アプリ上の掲載はおそらくサイテーションにはカウントされていませんが、SNSはカウントされているという説とされていないという説があります。GoogleはSNS上のリンクは検索順位に影響を与えないとしていますが、MEO(ローカルSEO)については明言していない為、真偽のほどは不明です。
また、「店舗名」のみでもサイテーションの数は多い方がMEO的に有利とされています。
サイテーションを増やす為には、地域情報サイト(エキテン、Yelp、townnote.jp、ナビタイム)やブログ、公式サイトを活用しましょう。ジャンルによって飲食店であれば、ぐるなびやホットペッパー、食べログなどの登録も必須です。登録時、NAPを統一する事を忘れないようにしましょう。
知名度
その店(企業)の「知名度」が影響するとされていますが、無名の店舗でも他の施策によって上位表示できたケースをいくつも確認している為、当サイトではサイテーションと同等の扱いとしています。ウェブサイトのSEOパワーやSNS上の投稿数などが知名度の基になっているという説もありますが、Googleが明言していない以上、確実な根拠はありません。
その他の項目
投稿機能、質問への返答、レビューへの返信はMEOにはほとんど関係ありませんが、プロモーションには活用できます。ただし、投稿機能を使うと一時的に順位が落ちるケースがありますので、既に上位表示している場合はご注意ください。
タイトルを変更して上位表示させる裏技
店名(タイトル)に地域名+キーワードを入れると上位表示される裏技的な手法もありますが、Googleマップのアルゴリズムがまだ追いついていないだけで、急に対策されたり、消されたケースもある為、個人的にはおすすめしていません。(ブラックハットなSEO業者は未だに勧めてくるかも知れません)
他店(他社)の情報も変更できる
現在のGoogleマップでは他店舗の情報を変更できる仕組みになっています。情報の修正から店舗名や住所、電話番号、カテゴリ、URL、地図上のピンの位置などが修正可能です。間違っている情報を修正する事で、自店舗を上位表示できるケースもありますので、積極的に活用しましょう。
外国人向けのインバウンド対策
Googleを英語版に切り替えると、Googleマップ内の店舗情報から英字名での店舗登録が可能になっています。ただし、Googleマイビジネスは2019年1月時点では共通となっているため、最後に更新した情報がマイビジネス上に反映されてしまいます。日本語の情報自体は消えていないが、気になる人は再度日本語名で上書きしておきましょう。
ローカルガイドアカウント
Googleアカウントを作ってレビューを投稿すると、ローカルガイドアカウントに招待されます。おそらくレビュー投稿しなくてもローカルガイドの公式サイトから登録可能と思われますが、ローカルガイドアカウントになっていた方がGoogleレビューで上位表示されやすいという都市伝説があります。
→検証したところ、上位表示のされやすさではわずかに有利になっている可能性がある程度(ローカルガイドと表示される事でクリック率が少し高くなる為、上がりやすいだけかもしれない)で、新規作成アカウントとほとんど差がない事が判明しました。
関連Googleアップデート
端末の位置情報を取得して周辺地域の店舗を優先して表示させるベニスアップデートが2015年1月から導入されました。
「ラーメン屋」「美容院」など、地域名を含めないワードで検索しても周辺地域のお店が表示されます。
これにより、店舗名に複数の地域名を含めるなどのブラックハットなMEO対策はほぼ淘汰されたようです。
他のMEOに関する情報は定期的に追加する予定なので、お楽しみに。
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