チャットワークが改悪したのでslackに移行したら色々大変だった顛末
チャットワークのトークルームが過去に作った分も含めて14個までしか作れなくなり、とても不便になったのでslackに移行したら色々苦労したという話の一部始終です。
slackはトークルームが複数作れない
ビジネスで使う場合において、クライアント毎のグループチャットが同じslack内で作れないのは致命的でした。
ワークスペースを分ければ可能ですが、タブ切り替えの度に昔のPCのように数秒固まる糞デスクトップアプリを使うか、ブラウザのタブを複数開かなければならないので論外。
slackを複数クライアントで使う場合の一番の難点はこれだと思います。
slackは誤爆しやすい!
チャットワークと比べるとslackはユーザーの名前やアイコン、トークルームが見にくいので誤爆しやすいと思います。
社内なら笑って済ませられる事も多いと思いますが、社外の人に誤爆してしまったら洒落にならない事もあります。まぁ社内でも上司などへの誤爆は危険極まりないですが…
LINEで誤爆してしまうような人はslackは使わない方がいいでしょう。
slackはメンションが分かりにくい
slackの場合、@を入力すれば相手を選べますが、チャットワークのようにデフォルトのリンクが無いので、ユーザビリティ的には劣る印象です。
また、slackには特定のコメントに返信する機能もないので、スレ内でもどのコメントに対しての返答かが分かりづらいです。もちろん引用やリンクの共有機能もありません。
未読メッセージに気付きにくい
チャットワークなら自分宛でなくても参加しているグループ内の未読件数は全て表示されますが、slackでは自分にメンションされていないと未読としてカウントされません。
よって、リアルタイム通知を見逃すと過去ログを漁って他の人のトークを確認する必要があります。
メンションされていればグループ名が強調表示されますが、未読件数の表示もなく見づらいです。slackをチャットワーク感覚で使うとメッセージがすぐカオス状態になってしまいます。
UIは圧倒的にチャットワーク
慣れや好き嫌いはあると思いますが、slackはユーザーインターフェースが日本人向けではなく、いかにも外国のアプリをそのまま日本化しただけという感じです。エンジニアなら好きな人もいると思いますが、非エンジニアの自分としては取っつきにくい印象でした。その点チャットワークはUI、UX的に日本人ライクなMADE IN JAPAN製品と言えます。
その他、一長一短な機能
slackのスレッド機能は嬉しいですが、過去スレに投稿されてもメンション無しだと気づかなかったりするので、この機能は賛否両論あると思います。
チャットワークは概要に共有メモを残しておけるのが便利ですが、slackはスターとピン留めでスレッドを保存しておけるだけで使い勝手としては少し劣る印象です。
slackは添付ファイルをプレビューする機能はチャットワークより優れているのですが、ダウンロードするリンクは少し分かりにくいです。画面共有や3者以上のグループトークはチャットワークでは無料ですが、slackでは有料版のみの機能というのも残念です。
メッセージの検索機能はどちらも一長一短ですが、デスクトップアプリ版はslackの方は重くてかなりイライラするレベルのもので、チャットワークの方は開きっぱなしにしているとフリーズしていたり、いちいちログアウトして面倒なもののギリギリ使えるかなと思いました。
結局どっちが使いやすい?
日本人ライクで初心者にも優しいという点ではチャットワークの方が断然使いやすいと言えます。
しかし、機能面では他のアプリと連携させて高度な使い方もできるslackの方が実用性が高いという見方もできると思います。
slackに関しては世界的なシェアは多いですが、日本人向けにも改善していかないと、日本市場においてはこれ以上流行らないかなという印象です。
チャットワークは、今回のトークルーム数制限も然り、今後さらなる改悪を行ってslackのようにビジネスライクなアプリになっていった場合、間違いなくユーザー離れは加速するでしょう。
そうなってくると、エクセルやワードなどと連携しやすいMicrosoft Teamsや業界的な評判はいまいちですがLINE WORKSといった他の無料ビジネスチャットソフトも選択肢になってくるのではないでしょうか。
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まじわろた