Webサイトリニューアルが必要かどうがの判断基準・考え方2018

2019年3月23日

Webマーケター歴5年以上の筆者が独自の視点でサイトリニューアルの考え方をご紹介します。

まず、現在のWebサイトの状況をSランクからCランクの4つに切り分けます。
ランクの分け方は、「アクセスが増えているか」「コンバージョンが増えているか」などそのサイトの目的に沿った指標を基に判断すると良いでしょう。

Sランク/安定期

安定的にアクセスやコンバージョンが稼げており、これ以上増やす必要が無い状態。
目標はあくまで現状をキープする事なので、メジャーアップデートは極力せず、改善策をひたすら蓄えておく。A以下にダウンした場合、すぐ優先度の高い順に実行できるように備える段階です。
ABテストツールやヒートマップツール等を用いて、直帰率・回遊率・滞在時間・CTRなどの細かな改善施策の実施は必要です。各施策は検証できるよう、他の施策とは同時にやらず、3日~2週間程度のスパンでデータ分析を繰り返し次の改善に生かすようにします。

Aランク/成長期

アクセスやコンバージョンが今やっている施策で(or何もしなくても)増え続けている状態。
基本路線は正しいとみてマイナーアップデートを軸としてSランクに昇格できるようチューニングを繰り返します。どちらに転ぶか分からないリスクのあるアップデートに関しては慎重に検討してから行うべきです。

Bランク/停滞期

アクセスやコンバージョンが良い時と比べてマイナスもしくは成長が止まった状態。
マイナーアップデート・メジャーアップデート問わず、短期間に繰り返し改修・調整を行い、データ分析・検証サイクルを最大限に早めます。
アナリティクスやサチコンなどでアクセス解析等もこまめに行う必要があります。
少しでも上向きになってきたら、一旦改善スピードをゆるめて様子を見ながら進めるようにします。

Cランク/暗黒期

以前より明らかにアクセスやコンバージョンが減ってしまった状態。
大幅なコンテンツ見直しが必要で、メジャーアップデートは勿論、フルリニューアルも検討します。
そもそものやり方や狙いが誤っている可能性も高いため、別路線への方向転換も考える必要があります。
投資対効果が見合わない場合、ウェブサイトのみであれば時には早めに切り捨てるか塩漬けにする判断も必要でしょう。
アクセスが急激に減った場合はGoogleのペナルティやメジャーアップデートも疑いましょう。

この記事を評価してください

Web

Posted by Cat Puncher